外に結論を求めず、自分で考える時間も大切にする


DSC_0340-1

「ひとつ質問をするたびに、必ずひとつ答えが返ってくると思っているのか!朝早かろうと夜遅かろうと、いつでもなんなりと陛下におたずね申すがいい、とな!たまには、自分の頭で考えたらどうだ!それともおまえは、もう自分ではなにも考えたり思いついたりしなくてすむように、このおれを探しだしたというのか?」
ちいさなちいさな王様』(アクセル・ハッケ 作/講談社)より

■人指し指ぐらいの小さな気まぐれな王様
読書会の課題本にするのに、たまには絵本のような本もいいかな、ということでこの本を読むことにしました。この本は絵本と言っても、5つの章から成り、主人公の僕とふいと現れた王様とのやりとりで物語は進んで行きます。この王様は成長するにつれ、小さく小さくなり最後は見えないぐらいになっていくそうです。僕がサラリーマンとして生きる世界と、王様の世界はまるで違います。王様の世界では成長は小さくなることであり、徐々にいろいろなものから解放され、頭の中には自由な空間が出来、遊びや空想で埋めていくのが王様の人生だそうです。

■シンプルになっていく
この王様は成長する(小さくなる)に従い、様々なことを忘れていくために、本来の自分へ戻っていくのではないか、と読んでいて感じました。決してそれを悲観したり、後悔したりせず、それがさも当たり前という風に王様は言います。逆に人間界の私たちはどうでしょう?どんどん学び、身につけることが成長であると、大前提を疑ったことは少ないです。時には、それらを手放して距離を置いてみることも必要なのかも知れないな、と思えた本でした。

■自分自身の思考を巡らせている
テレビCMでもあるように、スマホやPCに話しかければ答えを導いてくれる時代。大体の調べものは、“ググれ”ば、分かる便利な時代です。私も使わない日は無いに等しいです。また掲示板やSNSで、気軽に他人に質問することも可能になりました。しかし最終的に決断をしたり、自分の思いを巡らせたり、果ては世の中にないものを想像してみる思考の時間も必要だと思います。時には、あらゆるものをシャットアウトし、とことん自分の想像の世界にふけってみるも習慣も必要ですね。この小さな小さな王様が言っているように、私たちには自分で物事を予測したり考えたりする能力は十分に備わっており、時には遠回りも楽しみながらも、自分の中から湧き出る思いや考えと向き合う姿勢も大切にしていきたいものですね。無限に自分の想像を広げて、面白いものにたどりつくこともあるかも知れません。自分の想像力を大いに試しながら生きると人生の深みが変わってくるよ、と小さな小さな王様が言っているように感じました。

★ぷち日記
クリスマスシーズンは、いくつになっても、どこかしら華やいだ気分になりますね。美味しいお料理を食べて、ケーキを食べて、和気あいあいと過ごす。それほど大きく日常と変わった過ごし方は出来ていませんが、やはり気分的には明るくなります。また今日は、“私には難しそうだから、やってもらおう”と思い連絡した案件がありました。そうしたら“簡単にできるから、やり方を教えてあげるよ”と言われ、アドバイス通りやってみたら案外簡単に出来たことがありました。これで都度に頼まずにできることが増えたー。“魚を釣ってあげるのではなく、釣り方を教える”というヤツですね(笑)。


返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。